【2019年版】1月のおすすめ漫画!マンガタリライターが読んだ5作品をさらっと紹介

今月も漫画読んでますかー!マンガタリ編集長の堤です。

今回は

「2019年1月にマンガタリのライターが読んだおすすめ漫画」

を紹介します!

2019年のスタートに読んで、面白かった漫画は一体どんな漫画なんでしょうか!

ぜひ、次に読む漫画の参考にしてください!

 

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1、『金剛寺さんは面倒臭い』 / 理解できない超展開が過ぎる!「感じる」ピュアラブコメディ

金剛寺さんは面倒臭い(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
作者 とよ田みのる
出版社 小学館
掲載誌 月刊少年サンデー
掲載期間 2017年10月号~
巻数 既刊3巻
『金剛寺さんは面倒臭い』ってどんな漫画?

文武両道、超堅物。通称「金剛石の処女(ダイヤモンドメイデン)」の金剛寺(こんごうじ)さんに、ピュア男子の樺山(かばやま)君が恋をする超展開ピュアラブコメディです。

しかし彼らのラブコメは、普通のマンガと違うところが3つあります。

  1. 樺山君は鬼である
  2. この世界は地獄とつながっている
  3. 上記2点は本編と大きく関りは無いッ!

恋にド正論を持ち込む金剛寺さんと、心優しき鬼の高校生樺山君。
2人の恋を起点に、2人の恋とは関係ない事件が起こります!

ある時は、超理論により2人の恋のエネルギーがミサイルを止め!
ある時は、マンガ的ギミックを駆使して本編と関係ない話が同時進行!

そして「本編」であるラブストーリーも、さながらバトル漫画のような白熱した展開を見せますがッ・・・

毎回、ピュアな2人の関係に頬の緩む結末を迎えます。「読む」より「感じる」ことが面白い、怒涛の超理論ラブコメディ(?)です!

中山今

「2019年このマンガがすごい!オトコ編2位」ということで手に取った本作。ものすごい面白いんですが、説明が相当難しい作品です。

感じたまま言うなら、

「面白い情報のハリケーンにかき回されて呆然としていたら、静かになったところに可愛らしい恋が進行していた」

という感じでしょうか。

『金剛寺さんは面倒臭い』の最大の魅力は「ピュアラブ」にあると思います。金剛寺さんと樺山君のハッピーで初々しい恋は、たまに泣きたくなるくらいの破壊力を持っています。

しかしその恋を彩るのは・・・

  • 超展開(日本にミサイルが撃たれた→いろいろあって2人の恋のパワーでミサイルを撃破)←ええ!?
  • テクニカルなマンガの見せ方(ページ上下で別ストーリー進行、白枠で最高な話、黒枠で最低の話の同時進行など)
  • アクションマンガ的恋愛進行(握手するだけで見開き3回!効果音は「ガッシイイインッ」!)

などの破天荒な紙面!

「ッ!」を多用するセリフ回しロジカル(かつ荒唐無稽)でスピーディーな展開にいっきにページをめくり続け、気が付いたら金剛寺さんと樺山君が幸せそうにしているという・・・狐に化かされたようなラブコメが体験できますw

超理論SFコメディとしてもものすごーく面白いです!説明の難しさのためか「このマン」受賞作品なのにWikipediaページがない(2019年1月現在)という作品ですが、

  • 純情にほっこり癒されたい人
  • 勢いのありすぎる超理論に翻弄されたい人

に激しくおススメします!!

 

2、『こじらせ百鬼ドマイナー』 / 高校に通うマイナーな可愛い妖怪たちが織りなすハートフルコメディ

こじらせ百鬼ドマイナー 1 (ジャンプコミックス)
作者 南郷晃太
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプスクエア、少年ジャンプ+
掲載期間 2018年5月~
巻数 既刊2巻
『こじらせ百鬼ドマイナー』ってどんな漫画?

なぜか四国の妖怪たちが通う学校に転入することになった普通の人間である少年「渡海隼人」と妖怪達が繰り広げる青春コメディです。

妖怪と人間の交流といえば他にもどこかであるかもしれませんが、この作品が他と違うのは、出てくる妖怪がみな「マイナー」ということです。

マイナー妖怪である彼女、彼らは、世間からの認知度の低さゆえに色々なところを「こじらせて」います。

  • 脇の甘すぎる秘密主義者・「飴宮」さん
  • 自己発光のはげしい「紅坂」さん
  • 自尊心が一滴大くらいしかない「瀬々良木」さん

などなど、可愛いけれどもどこかを「こじらせて」いる妖怪達との学園生活を満喫できる作品です。

神門 巡

妖怪だけど、バトル的な要素は一切ナシです!むしろ読んでいて心がほっこりと温まるような、ハートフルなコメディ作品です。

昔ながらの妖怪でありながら、今どきのデジタル機器も使い、現代に生きる妖怪を可愛らしく描いており、読んでいてとても楽しくなります。

主人公である渡海くんも、最初は驚きつつも偏見なく妖怪の同級生と付き合い、その冴えたツッコミとリアクションで、うまいこと物語の中心点、楔として動いてくれています。

  • 妖怪が好き
  • 可愛いキャラが好き
  • ほのぼのとしたハートフルな物語が好き
  • コメディが好き

色んな「好き」にこたえてくれる一作です

 

3、『伊豆漫玉ブルース』/  つげ義春を越える男、桜玉吉の私小説系日記的ギャグ漫画

伊豆漫玉ブルース (ビームコミックス)
作者 桜玉吉
出版社 KADOKAWAエンターブレイン
掲載誌 月刊コミックビーム
掲載期間 2015年9月~2018年11月
巻数 全1巻

 

『伊豆漫玉ブルース』ってどんな漫画?

1980年代末期に漫画「しあわせのかたち」、ファミコンゲーム「サンサーラ・ナーガ」で人気を博した「桜玉吉」。のちにうつ病を患い、同時期に私生活のトラブルもあり、私生活は低迷していく。

うつ病には寛解はあっても治癒はない。病いとつき合いつつ、ぎりぎりの生活をしつつ、ようやく前作「伊豆漫玉日記」(2016年)辺りから安定して、週刊文春に「日々我人間」という連載を持つまでになった桜玉吉は、現在、伊豆の別荘地に移住して独居生活を続けている。

『伊豆漫玉ブルース』は前作「伊豆漫玉日記」に続いて、伊豆の大自然の中で一人、人生後半の日々を暮らす桜玉吉の日記的ギャグ漫画と、月刊コミックビーム創刊時から続く広告4コマ漫画「読もう!コミックビーム」を合わせて収録した、桜玉吉の数少ない生活費の種である。

衛澤創

桜玉吉の魅力は、生活の地味な、しかし普通の範囲から少しだけずれた何かを、漫画のギャグとして巧みに昇華する技術にある。今作「伊豆漫玉ブルース」ではそれがそろそろ本調子に戻りつつあるのではないか、といううれしい印象が残る。

1998~2002年の「幽玄漫玉日記」、2003~2007年の「御緩漫玉日記」桜自身のうつ病がもっともひどい時期で、作風にはそれが如実に表れていた。それは決して悪かった訳ではないが、素直に楽しめない(決して爽快な内容ではないため)という読者も多かったが、伊豆での生活を描いた前作及び今作は内容も朗らかで、長らく頼りなくなっていた描線にもかつてのなめらかさが戻ってきつつある。

内容は、桜の生活を描いたものであるので、私小説である。自身の生活の中で体験した実際のできごとと、漫画としての表現――桜玉吉はもともとギャグ漫画家であるから、ここではギャグを――を織り交ぜ、その境界を分からなくした漫画である。それは、昨今の漫画評で常に言われる通り、かつての「つげ義春」を思わせる。

だが、桜玉吉は単なる「疑似つげ義春」「つげ義春のフォロワー」で終わる気がしない。これから桜玉吉はつげ義春を越えた「何か」になるような気がしてならないし、それを期待している。

 

4、『少年たちのいるところ』/  普通の生活をしたい異常な性癖を持つ高校生の普通じゃない高校生活

少年たちのいるところ (BUNCH COMICS)
作者 古屋兎丸
出版社 新潮社
掲載誌 ゴーゴーバンチ
掲載期間 2016年10月〜2017年6月
巻数 全1巻
『少年たちのいるところ』ってどんな漫画?

主人公は「ただ普通の高校生活を送りたいだけ」という願望をもった高校1年生の「佐野霧」。ですが、「ストレスを感じると所構わず自慰行為をせずにいられない」という、、まぁ、ちょっとした変態です。(笑)

「普通」の高校生活を送りたいだけの霧でしたが、

  • 1日に何十回もLINEを送ってくる友達依存の「南野竜」
  • そんな竜のことが好きで、自己催眠をかけないとまともに会話できない「奈良崎すばる」
  • 「吸血鬼が好きすぎて、吸血鬼に血を吸われたい」というイタすぎる願望を持つ「梅木菜乃」

と、「普通ではない」同級生と高校生活を共にすることになってしまいます。

霧は「普通の高校生活」を送ることができるのか!?
そもそも「普通の生活」「普通の幸せ」ってなんなの?

作者自身も「兎丸版スタンドバイミー」と称している、ちょっと切なくて笑える青春物語です。

じょにすけ

兎丸先生といえば映画化された『帝一の國』『ライチ☆光クラブ』が有名ですが、その他にも、、

太宰治の小説を漫画化した『人間失格』『女子高生に殺されたい』など、人間の本能的な部分をリアルに描いたシリアスな物語も多く、それらは正直あまり読後感のいいものばかりではありませんでした。

けど、独特な世界観と美しすぎるストーリー、丁寧に描かれる人間の深層心理描写に魅了されて、病みつきになります。

そんなわけで、兎丸先生の作品を読みあさってたんですが、、

ついに出会いました!読後スッキリの青春漫画に。(笑)

まず、異常な性壁を持つキャラクターたちが、それを隠しながら真顔でやりとりしてる様子がシュールで面白い。めちゃめちゃ笑えます。

そして、スピーディーに展開していくストーリーに、一気に惹きつけられました。

で、読後スッキリ!

重厚な物語を読んだ後のお口直し。もしくは、兎丸作品の入り口としてオススメしたい1作です。

 

5、『ちかのこ』 /種族の違う5人が超展開していく日常系百合ハーレムコメディ

ちかのこ 1 (E★2コミックス)
作者 らぐほのえりか
出版社 廣済堂出版
掲載誌 pixivコミック(MANGA pixiv)/『E☆2』
掲載期間 2015年11月~
巻数 既刊4巻
『ちかのこ』ってどんな漫画?

らぐほのえりか先生が描く、超展開百合ハーレムコメディ漫画です。

「pixivコミック(MANGA pixiv)」で話の区切りごとのまとめを連載しつつ、ほぼ毎日(土日以外)1PずつTwitterで更新されていた漫画で、日本の疲れた(え)社会人男性の日々の癒しになっていたりした作品です。

現在はTwitterの(ほぼ)毎日更新から、雑誌『E☆2』(えつ)で掲載されるように移行(?)していたり「pixiv chatstory」でチャットストーリーが発表されたり、コミックスも2019年2月にめでたく第4巻が発売されたり、とじわじわと広がりをみせている作品です。

(WEBでの何らかの展開が終わったわけではなさそうです。今後の展開に関しては、らぐほのえりか先生のホームページを随時チェックして頂けたらと。)

相羽裕司

ちょうど2月にコミックス第4巻が発売されるタイミングのちょっと前ということもあり、『ちかのこ』を改めて読んでいたわけですが。

遡ること3年ほど前、作者のらぐほのえりか先生が東日本大震災からの復興のための重機がまだまだ行き交う(僕の)地元仙台のローカルな即売会イベントに参加されていたということがありました。

何の因果かちょうどその数週間前にTwitterで更新される『ちかのこ』にハマっていた僕は、即売会の先生のブースを訪れさせて頂いたということがありました。

当時ブースで配布していた今ではレアな『ちかのこ』ポスターが今でも部屋にあります。わりと古参ファンなのをちょっとだけアピールしても、いいですかね……。その頃はまだコミックスの第1巻&第2巻の同時発売の前だったなぁと思い出すと、第4巻も発売される現在、少しずつちゃくちゃくと歩んできたんだなぁとちょっとしみじみとしてしまいますね。

さて、『ちかのこ』ですが、メインキャラクターは

  1. ノコ
  2. チカ
  3. ポイ
  4. マキナ
  5. メア

の五人。

百合ブームとも言われる昨今ですが、特徴的なのは、みんなノコちゃんが大好きという百合ハーレムな構図です。

加えて、五人は

  1. ノコ=地上人
  2. チカ=地底人
  3. ポイ=天上人
  4. マキナ=地上人(?)
  5. メア=悪魔

と、種族が違います。

種族を異にする女の子たちが、「狭間町」という謎の街で一緒に暮らしている様子を綴っている漫画なのですが。

普通の日々のようで、ちょっと不思議。不思議な日々のようで、とても普通。何気ない描写から「日常」の温かさがのぞき、そして「幸せ」について伝わってくる作品です。

個人的に好きなのは第15話「クリスマス!イッブ!!」――「日常」もの作品では定番ともいえるクリスマスエピソード――の冒頭です。↓

わりとファンの間では伝説になっているページですね(笑)。僕もTwitterでの公開当時、PCの前で「ええっ!?(どういうこと!?)」って声がでましたね……。

こんなクレイジーな感じではじまるクリスマスエピソードなのに、なんということでしょう、百合な部分で一番好きなのもこのクリスマスエピソードなのです。

クリスマスイブの夜に、サンタに扮した天使のポイが眠っているノコの枕もとを訪れます。

クリスマスの「欲しいものを書いた紙」にノコが書いていたのは、「無償の愛」。

作品全体のトーンである愉快さやコメディな雰囲気の中に、自然に「愛」とは? 「幸せ」とは?といった静けさが貫入してくる、とても好きなシーンです。

紙を見たポイは、眠っているノコの額にやさしくキスをします……。

ノコの目元に、ちょっと「泣いたあと」を見つけて。

冒頭のクレイジーさから「何がどうなってそんな優しい話になるのか?」気になってきましたでしょうか?たいへん面白く温かい漫画ですので、是非ぜひ読んでみて頂けたらと思います。

まとめ

今回はマンガタリライターが2019年1月に読んだ漫画をご紹介させて頂きました!

気になる漫画はありましたでしょうか?

個人的には『こじらせ百鬼ドマイナー』推しです!

ジャンプスクエアで始まった作品ですが、ジャンプ+でも並行で連載され、はじめから読んでます。この漫画、ともかくほっこりします。期待を裏切らないハートフルに満ちた漫画です。

それぞれの妖怪の設定と個性を融合させながら絶妙にギャグ化していて、主人公の「渡海」くんのツッコミも抜群。「南郷晃太」先生の技量が素晴らしいです。

 

来月のおすすめ漫画もお楽しみにっっっ!

 

マンガタリ編集長 堤

 

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