【まとめ】火の鳥『黎明編』読んだ人の感想と見どころ3選を紹介

日本の歴史は、学校の図書館においてあった漫画「火の鳥」「お〜い!竜馬」「はだしのげん」で学びました、マンガタリライターじょにすけです。

今回から手塚治虫大先生の超大作漫画「火の鳥」を、12回に渡って紹介する連載をスタートします。

そもそも「火の鳥」ってどんな漫画?という方はこちらをご覧ください。

「火の鳥」はどんな漫画なのか?基本情報・あらすじを徹底解説

この記事では、「火の鳥」が、、

  • “漫画の神様”手塚治虫のライフワークであったこと
  • 壮大すぎる全12編の長編物語の構成

を解説した上で、各12編のあらすじをご紹介しました。

 

今回は、壮大な物語の序章である『黎明編』にスポットライトを当てて語っていきます。

正確には、『黎明編』の見どころをご紹介しつつ、、読んだ人の感想も交えて、ここを『黎明編』についてみんなで語らう場にしたいなー。と、そんな風に思っています。

一緒に「火の鳥」の素晴らしさを語らいましょう。笑

それでは、、、どうぞお楽しみください!

 

1.『黎明編』基本情報

まずは『黎明編』をざっくりとおさらいしておきますね。

火の鳥 1 黎明編 (GAMANGA BOOKS)

 

1-1. 未完に終わった「火の鳥」のはじまり[漫画少年版]

手塚先生の手によって「火の鳥」の連載がスタートしたのは、1954年で、学童社の雑誌『漫画少年』に掲載されました。

しかし翌年、学童社の倒産によって、初めに連載された『黎明編』は未完のまま終わることになります。

その1年後(1956年)、短編作品として『エジプト編』『ギリシャ編』『ローマ編』が立て続けに連載されました。

この3編から、さらに10年以上の時を経て…

 

1-2. 再起!長編物語「火の鳥」の序章[COM版]

1967年、雑誌『COM』から、『黎明編』が再スタートすることになります。

前回、未完に終わった[漫画少年版]とはストーリーも大幅に変わりました。手塚先生にとっては、未完で終わってしまった前回の悔しい想いもあったんじゃないかと思います。

約10年間あたためて、構想を練り直した上での再起!

きっと、気合い充分だったんじゃないでしょうか。

そんな経緯でつくられたのが、長編大作「火の鳥」の幕開けとなった『黎明編』[COM版]ですね。

 

1-3. あらすじ “神話を題材にしたストーリー”

手塚先生の意図として、

「火の鳥を通じて日本の歴史を語りたい」

という一面があったようで、『黎明編』は、日本が初めて歴史書(魏志)に登場することになった3世紀頃の日本(当時の倭)・卑弥呼の時代が舞台の物語です。

また、作中では、日本誕生の物語が描かれている「日本神話」の神々・ストーリーをモチーフにした登場人物・エピソードが数多く描かれています。

例を挙げると、登場人物は、、

  • イザ・ナギ = 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
  • 猿田彦(さるたひこ) = サルタヒコノミコト
  • スサノオ = 須佐之男命(すさのをのみこと)
  • ニニギ = ニニギノミコト

 

エピソードは、、

  • ヒミコをアマテラスになぞらえた天岩戸
  • 神武東征

などです。

漫画の神様による日本の神々のお話。まさに、神々の遊びですね。笑

「日本神話」の詳細はここでは割愛しますが、興味のある方はこちらをどうぞ。

『古事記を現代語訳っていうかラノベ風にしてみた』/日本神話『目次』

※日本神話が、おもしろわかりやすく紹介されています。

 

物語は、上記のキャラクター・エピソードを交えて進みます。

ヤマタイ国女王ヒミコは、永遠の命と若さに執着し、火の鳥を狙い。弟のスサノオは、ヒミコの暴走を止め、新しい国づくりを進めようとしています。

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

 

ヒミコに忠実に仕える猿田彦は、ヒミコの命令で、火の鳥が住んでいる火の山の麓にある村クマソをやむなく滅ぼしました。クマソの生き残りである少年ナギは、捕らえられ、猿田彦と共に生きていくことになります。

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

 

もう1人のクマソの生き残りであるナギの姉ヒナクと、その夫グズリは、クマソ再建のため子孫を増やし続けることを決意するも、火の山の噴火によって岩壁に閉じ込められてしまいます。

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

 

  1. ヒミコとスサノオの攻防(権力争い)
  2. 猿田彦とナギの共同生活
  3. 火の山に閉じ込められたクマソ一族の再建

『黎明編』は、この3つのストーリーを軸に、、

火の鳥

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

 

弓の名手で、誰も捕まえられない火の鳥捕獲に人生を捧げる天の弓彦(あまのゆみひこ)

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

 

ヤマタイ国を征服しにやってきた高天原族(たかまがはらぞく)のニニギ

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

 

など、魅力的なキャラクターが絡み、手に汗にぎる物語が繰り広げられます。

面白いストーリーにテンションを高められつつ、、歴史の勉強まで出来ちゃう。

やっぱり、漫画っていいですね。笑

 

2. 読んだ人たちの感想

つづいて、実際に『黎明編』を読んだ人たちのレビューを紹介させていただきます。

日本の成り立ちは、歴史書が焼かれたりしてよく分かっていないですが、いろいろな民族が戦いを繰り返していたようです。子供の頃はピンと来なくても、大人になって、この本を読むと、その辺の雰囲気がよく伝わってきます。それだけでも読む価値があります。

Amazonより

ほんとそうなんですよねー。

何回読んでも胸熱だし、読み返すたびにやばさが増していきます。

 

3. 僕たちが手塚治虫から受けとったメッセージ3選

読んだ人たちの感想をみればわかる通り、僕たちが火の鳥『黎明編』から受けとったものは、歴史の知識だけではありません。

『黎明編』を読んで、多くの人が感動してしまう理由は、

  • 生きていく上で大事なこと
  • 手塚先生が後世まで伝えたかった想い

がたくさん込められているからだと思います。

それら手塚先生からのメッセージが込められた…

  • 深く考えさせられるエピソード
  • 感情を揺さぶられる衝撃的なシーン
  • 熱く胸を打つ名セリフ

などが、作中で数えきれないぐらいあるんですけど、その中から3つを厳選して取り上げていきます。

それでは、早速いきましょう。

手塚先生からのメッセージその1…

3-1. 永遠を求めたらダメ。絶対!

「火の鳥」の設定上、この漫画に登場する火の鳥は、永遠に生き続ける存在です。

そして、火の鳥の生き血を飲むことで、永遠の命が手にはいるわけなんですけど、「火の鳥」を読んでいて、強く感じることは、、

永遠なんて求めるもんじゃないな。

ということです。

『黎明編』では、その象徴として、ヒミコが描かれています。

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

時の権力者ヒミコの「永遠の命と若さ」への執着によって、、

  • 家族を失うもの…
  • 村を滅ぼされるもの…
  • やりたくもない無駄な戦いをさせられるもの…
  • 忠告しただけで厳しい罰をうけるもの…

まわりの人たちは苦しみます。

そして、なによりヒミコ本人が一番、苦しそうな様子でした。

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

こんな死に方だけはしたくないな。

心からそう思います。

「黎明編」では、火の鳥を追い、永遠の命を求める者はみな死んでいく。
生き残るのは、永遠の命には見向きもしない者達である。
これが、著者が本作でアピールしたいことなのかもしれない。
限りある時間のなかでこそ、ひとは精一杯生きることができる。
その情熱を燃やすのには、時間が限られていないといけない、ということだ。
思えば著者も、昭和という時代を全力で駆け抜けたひとりであった。

Amazonより

 

そして、、

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

永遠の命を持つ火の鳥でさえ、同じ姿で永遠に生き続けるわけではなく、何度も生まれ変わり、新陳代謝を繰り返しています。

永遠なんてものはないんだよ。

人も、時代も、社会も、変わり続けていくんだよ。

その中で、何度も生まれ変わりなさい。

そんな厳しくもあたたかいメッセージを手塚先生から受けとりました。

 

続いて、先生からのメッセージその2…

3-2. 愛は孤独を救う。

醜い顔に生まれ、女に相手にされない孤独を抱える猿田彦。村を滅ぼされ、家族を失ったナギ。

この2人の孤独な男達を救ったのは、紛れもなく愛でした。

赤の他人。ましてやナギにとって、村を滅ぼした張本人である猿田彦は、憎しみの対象です。

そんな2人が、、

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

お互いを愛し合う親子のような関係になっていく様子は、微笑ましいというか、なんかあったかい気持ちになりますね。

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

 

https://twitter.com/chiwo5678/status/857864545875894273

 

猿田彦とナギのストーリーを観ていて僕が思ったのは、

人って、なにかを愛してるとき、なにかからの愛を感じているときに、孤独なんて、微塵も感じてないよね。

ということです。

漫画もその1つだと思います。

例えば、自分の大好きな漫画に没頭してるとき。

漫画を読んでるときって大体1人ですよね?

でも、その時に孤独を感じている人っていないんじゃないかなーと思います。

なぜか?

漫画を愛しているから。漫画から愛を受けとっているから。

そんな風に思うわけです。

どんどん漫画を愛し、漫画(家)からの愛を受けとっていきましょう。笑

 

3-3. 絶望の先にある“希望の光”

『黎明編』の見どころNo.1は、やっぱりラストシーンじゃないでしょうか。

https://twitter.com/kado_3dori/status/885362225124331521

 

「火の鳥 黎明編」ハードカバー版より

このラストに関しては、他の方同様、細かい説明は不要ですね。

どんな絶望的な状況でも、、

限りある人生を、生きている限り、、

精一杯生きろ!

と、そんな力強いメッセージが集約されていると思います。

いやー、漫画ってほんとに最高ですね。笑

これからも、面白くて愛のある漫画をいっぱい読みながら生きていこうと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょう?楽しんでいただけましたか??

僕(たち)からは、『黎明編』の代表的なメッセージとして、、

  • 永遠なんて求めるな!
  • 愛があれば、孤独なんて怖くない!
  • 生きることをあきらめないで!

3つ挙げさせていただきました。

僕自身も、もっと紹介したいエピソードはたくさんあるんですが、これを読んでるあなたにもきっと、

「おれは、あの◯◯のシーンに感銘を受けた」
「私は、あのシーンから◯◯というメッセージを受けとったよー」

というのがあると思います。

まだ読んでない人は、ぜひ読んでみてください。

よかったら、感想などコメント欄に書き込んでいってもらえると嬉しいです。

「火の鳥」の素晴らしさを語らっていきましょう。笑

永遠なんて求めるものじゃないんですけど、、

こうやって、メッセージを受けとった僕たちが次に繋げていくことで、「火の鳥」に込められた想いは、永遠に生き続けていくんじゃないでしょうか。

「火の鳥」そして、日本で生まれた「漫画」という素晴らしい文化は、永久に不滅です。笑

じょにすけ

 

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じょにすけ

仕事中に堂々と漫画を読んでたい。その夢を叶えるためにマンガタリのライターになりました。僕が漫画を読んでるとき=真面目に仕事してるときなので、途中で声をかけたりしないでください。