漫画・亜人の魅力紹介!自分勝手にクズっぷりを貫く生き様がたまらない

どうもマンガタリライターのペンタです。

今回取り上げる漫画は「亜人」という累計発行部数400万を超えた人気漫画です。

「亜人」と呼ばれる死なない人間同士の戦いを描いた漫画で、2017年には佐藤健や綾野剛らが主演で実写映画化されたこともあり、注目が集まりました。

アニメ化、実写化で漫画「亜人」を知った方も多いのではないでしょうか。

興味を持ってはいるんだけど、

  • グロテスクな描写もあるから、と躊躇してしまってる
  • 映画で戦闘シーンが凄いってのはわかったけど実際どんな話なのかよくわからない
  • 「亜人」ってなんのこと?化け物のストーリーなの?

って人も多いかと思います。

ということで今回は「亜人」のストーリーや世界観をわかりやすく紹介しながら、

  • 苦悩しながらも現実に立ち向かうかっこいいキャラクター達
  • 死なない生物・亜人とは?また黒い幽霊(IBM)の正体とは?
  • 鋭く心に刺さるメッセージ性のあるシーン

を紹介していきます。

戦闘シーンのテンポの速さや爽快感にも舌を巻きますが、他にもキャラクターやセリフ回しなど見所たくさんのストーリーです。

まずは、漫画「亜人」の基本的な情報から説明していきます。

1.   「亜人」とは?

「亜人」は現在2012年から連載を開始した漫画です。

月刊誌での連載なので、単行本は半年に1冊くらいのペースで出版されてます。

半年に1冊ペースでもしっかり売れてるということは長い間ファンがついている証拠ですね。

亜人(3) (アフタヌーンコミックス)
著者 桜井画門(さくらい がもん)
出版社 講談社
掲載雑誌 アフタヌーンKC
巻数 11巻まで(2017年10月)

この物語の中心となるのは、「亜人」と呼ばれる不死身の人間です。亜人というのは、「人ではない」という事を意味しています。

人間ではない扱いをされることから、世間から身を隠してる亜人たちは、帽子の男・佐藤によって国を巻き込む戦争に参加させられていきます。

僕もいろんな漫画を読みますが、不死身という設定でココまで面白く展開できる漫画も珍しいです。

死を有効活用してるシーンも満載で、斬新で刺激的なシーンがいくつもあります。

(亜人2巻より引用)

では、次に「亜人」のストーリーについて説明していきます。

2.   「亜人」のストーリー

現在、世界に47人いると確認された人間・亜人。

彼らは死なない人間で、普通の人間と同様、痛みは感じるので死ぬまで自分が「亜人」かどうかわかりません

亜人は、日本では化け物扱いされており亜人だと発覚した場合、政府に捕らえられ、隔離された場所であらゆる人体実験が行われます

そのため、亜人は亜人であることを隠し生きています。

主人公の永井圭(ながいけい)は妹の病気を治すために医者を目指す高校生ですが、ある日ドラックに轢かれてしまいます。

(亜人1巻より引用)

その後、体が再生したことから希少人種「亜人」であることが発覚します。

それから政府に追われる身となった圭(けい)は、同じ亜人である帽子の男・佐藤と出逢います。

佐藤は残忍な性格の持ち主でゲーム感覚で人を殺し、テロを行います

(亜人3巻より引用)

佐藤は、亜人である仲間を何人か率いて国を支配しようとします。

(亜人4巻より引用)

佐藤を信用しかけたものの、佐藤の性格を知って危険だと判断した圭は、佐藤を止めるために、同じ亜人である中野攻(なかのこう)と共に行動します。

のちに厚労省の役人とも協力関係を結び、佐藤に立ち向かいます。

(亜人7巻より引用)

最強のイカれたテロリスト佐藤と頭がかなりキレる永井圭を中心に物語は進みます。

これが漫画「亜人」のあらすじです。公式サイトを下にのせておくので気になる方は飛んでみてください。

亜人公式サイト

本作は未だに単行本が続いているので、結末は予想できませんが、死なない敵を相手にどう物語が終わるのか楽しみな漫画です。

この漫画のスゴイところは死なない者同士の戦いなのに、スリルや緊張感をめちゃくちゃ感じてしまうところです。

死なないってわかってるのに緊張感が溢れてるんですよ、スゴくないですか?

不死身にもかかわらず死ぬ気で戦う戦闘シーンにも注目です。

では、実際に「亜人」が読者からのどう評価されているかを見てみましょう。

3.   「亜人」の読者からの評価

亜人は連載当初からファンが根強く、漫画の「亜人」は評価が高いです。

読んだ漫画の中でも一番面白いって評価してる人も少なくありません。

(twitterより)

この作品は「死なない」という設定をうまく利用してて、その特性が戦闘シーンや政治的な面でも重要な役割を担ってきます。

僕自身も読み出した当初は、今までにないくらい引き込まれ没頭して読み続けたのを覚えています。

現実にはありえない設定の漫画ってわかっていても、強烈に読者を引き込む力を持った漫画です。

その理由の一つは登場するキャラの個性の強さにあります。

4.   何故か惚れてしまうキャラクターたち

実写化された映画「亜人」でもは、その世界観や戦闘シーンが強調されていましたが、亜人の真の魅力は強いキャラクター性にあります。

どこかねじ曲がったキャラクターたちのどうしようもなさや人間の黒い部分が見事に描かれていて何故か惹かれてしまうのです。

(twitterより)

twitterの意見でもあるように、キャラの個性が強くてそれでいてブレないんです。

クズなやつ、人の痛みがわからないやつ、自分が良ければそれでいいやつ、人殺しも平気で行うやつ、、

モラルを失った正統派じゃないキャラクターたちに今までに感じた事のない新鮮な魅力を感じてしまキャラクターばかりです。

そんなキャラクターたちを紹介していきます。

永井圭

(亜人1巻より引用)

まずは主人公の永井圭(ながいけい)。

一言でいうと「頭のめっちゃいいクズ野郎」です。

ギャンブルしまくって借金ばかり作るとかそういうクズさではなく、性格が冷酷すぎてクズなんです。

自分を助けてくれた人が死んだ途端に、「死体が邪魔だなぁ」と考えていたり、

仲良くしていた友達が「犯罪者の子」と聞いた途端、「友達じゃない、かまってあげてただけ」とすぐに縁を切ったりします。

自分のメリットになるうちはいい。

でも利用価値がなくなれば平気で捨てる。そんな人間で完全にサイコパスです。

物事を合理的でしか考えないのです。

そんなクズ主人公永井圭ですが、頭はかなり良くそれがまたいい味になってます。

1度見たら忘れないタイプで、勉強の面でもそうですが、銃を渡された時も1度見ただけで使いこなしてしまう器用さがあります。

戦闘シーンでも医学の知識を生かして、死なない亜人を無力化したり、機転の良さを見せています。

(亜人4巻より引用)

非常に優秀で合理的な考えの永井圭ですが、色んな人に触れていく中で、本当にこんなクズな性格でいいのかと迷うシーンも見られます。

周りの人間と関わっていく事で自分の性格に向き合い、日々葛藤するようになります。

そうやって迷いながら、自分を貫いて生きていく姿に魅力を感じずにはいられませんし、これから永井圭がどう変化していくのかが楽しみです。

クズなのに何故か憎めない。でも感情輸入はできない。

見ていてついついもどかしさを感じてしまう主人公です。

帽子の男・佐藤

(亜人8巻より引用)

亜人の一番強烈でイかれてるキャラクター佐藤さん。

優しい顔と口調とは裏腹にとんでもない狂気を抱えています。

(亜人3巻より引用)

この男も永井圭と同様サイコパスで、幼少期からそのヤバさがうかがえます。

(亜人7巻より引用)

佐藤は亜人ですが、亜人である前からすでに何かが欠落した人格の持ち主なんです。

人殺しをゲーム感覚でやったり、自分の仲間や叔父が殺されてた時も他人事かのように振舞っています。

(亜人10巻より引用)

友情とか同情とか人も気持ちとか一切考慮できない人間で唯一ある感情といえば、スリルを楽しむ事くらいです。

スリルのためなら、わざと危険な事にも突っ込みます。

佐藤さんは、国を転覆させるテロを行いますが、ただの暇つぶし程度に考えています。

「やったら面白そうだから」という気持ちがすべてなのです。

佐藤さんは別に国に恨みもないし、何かを達成したいという思いもありません。

純粋な悪人なのです。

さらに佐藤さんは性格がイかれてるだけでなく、戦闘スキルもイかれてるほど高いです。

元軍人ということもあって人を殺す技術や武器の扱い方は申し分なく高いです。

それに加えて不死身という能力もあるので、最強すぎて誰も彼を止められません。

なので、本作ではただの殺戮モンスターとなっていて佐藤は数え切れないほどの人を殺します。

そんな悪人佐藤ですが、彼の戦闘シーンでの動きは洗練されすぎて惚れてしまうほどです。

(亜人5巻より引用)

(亜人8巻より引用)

イかれた戦闘スキル+不死身+ぶっとんだ性格での最強の敵・佐藤は魅力抜群のキャラクターです。

戸崎優(とさきゆう)

厚労省の役人で亜人関連のトップの存在の男です。

いかにも仕事ができる仕事マンって感じの風貌をしていますが、この男もやはり「大事な何か」が欠けています

例えば、アメリカから来日した亜人の機密情報を知る博士から情報を引き出すために容赦なく発砲したり、

(亜人3巻より引用)

さらには、国や国民よりも自分の命を優先させる利己的な考えであることもわかります。

(亜人2巻より引用)

そんなネジが1本外れた戸崎さんですが、その行動力の裏にはある理由があることがわかります。

後々わかることですが彼の原動力となっているのは、婚約者です。

彼の婚約者は意識不明の状態で、今もなお病院で眠り続けています。

そんな彼女を救うためには、莫大な費用が必要なので彼は必死なのです。

(亜人3巻より引用)

かっこいいセリフですよね?

彼は確かに欠落した人格ではありますが、それには理由があるのです。

「亜人」の登場人物は、みな何かダークな部分を持っています。

ですがそのダークな部分を変に隠さず、ブレずに行動しているのが魅力的なところです。

戸崎も人間としてヤバイ部分はあるけど、何か憎めなくて応援したくなる魅力を持っているのです。

中野攻(なかのこう)

(亜人5巻より引用)

彼も亜人のうちの一人で、佐藤を倒すために永井圭と行動を共にしている少年です。

永井よりはよっぽど主人公っぽく、まっすぐさがありカッコイイです。

緊張感がある場なのに、キレイな女性を見かけて「彼氏とかいるのかな?」という天然っぽい発言をしたり、

「不死身な人間よりも屈強な肉体の人間の方が強い」発言することから頭はあまり良くないことがわかります。

でもそのバカさが憎めなくて、人懐っこいとこもあって周りから好かれるキャラクターです。

すぐ感情的になる中野攻と合理的で冷たい永井圭のコンビはお互いにバランスが取れていて、面白いです。

圭は、攻を頭が悪いとバカにしながらも、その人当たりの良さをうらやましがってたり、心の底で憧れてるような気さえします。

感情むき出しのバカ丸出しの男・中野攻は圭の性格を変えるかもしれないキーパーソンの一人です。

オグライクヤ

(亜人2巻より引用)

この漫画は登場するおっさんがいい味を出してる漫画で、オグライクヤはその渋いおっさんの一人です。

見た目でだけで言えば、ろくでもないおっさんですね。笑

オグライクヤは、アメリカで亜人の研究を行っていて、亜人については誰よりも詳しく知り尽くしています

無精髭を生やし、飄々(ひょうひょう)としているヘビースモーカーです。

摑みどころのない性格で、指を切り落とされても痛みに叫ぶどころか「(タバコを吸うために指は)3本は残してくれ。」という程度で死や痛みを恐れません。

この人も何かが欠落しているキャラクターです。

死ぬことにも恐怖がない様子なので、読者からは「オグライクヤはもしかして亜人なのか」という疑問も持たれています。

亜人を科学的に解明しようとする研究者に対し「無駄だよ、スパニッシュの美女を英語で口説くようなものだ」と言ったり、

圭に「死ぬかもしれませんよ」と聞かれた時も「タバコのパッケージか、お前は」と突っ込んだりと、小粋な言い回しがかっこいいです。

(亜人3巻より引用)

自衛隊のお偉いさんにも平気で中指を突き立てたり、恐れず自分の言いたいことをいい、やりたいように生きる姿に惹かれてしまいます。

誰も知らない亜人の秘密も知っていて、この男のおかげでどんどん亜人の秘密やカラクリがわかってくる展開も見所の一つです。

亜人を解き明かす上での重要人物なので、これからも注目したいですね。

海斗(かい)

(亜人1巻より引用)

圭の友達であり、圭が一番初めに「亜人」だと発覚した際に真っ先に助けてくれたのが海斗でした。

これから佐藤攻略に向けて、重要人物だと噂されてるのがこの男です。

登場回数は少ないですが、亜人かもしれない人物の一人です。

圭に対して「もしあいつになにかあれば、必ず助けにいく」と誓うほど圭を大事にしています。

圭に見捨てられたことに対しても、「あいつがいらないって言うなら、俺は引く」と異常なほどに圭に対しての友情を感じてしまいます。

身体能力が高く、正義感が強くて、自分が正しいと思ったことには迷いなく行動し、それを実行する芯の強さを持っています。

  • 圭が佐藤と戦う上で海斗がどんな働きをするのか
  • 圭と海斗の友情はどうなるのか
  • 海斗は何故ここまで圭を大事にするのか

海斗が絡んでくる展開が楽しみです。

このように「亜人」には魅力的なキャラクターがまだまだ多いです。

(亜人2.7.8.9巻より引用)

まだ正体不明の亜人がいるので、登場人物の誰かが「隠れた亜人」なので、こいつが亜人なのかと疑いながら読むと、より一層楽しむことができます。

では、次にこの物語を盛り上げる亜人の特性について紹介していきます。

実は「亜人」はただ死なないだけではないんです。

5.   亜人だけが出せる黒い幽霊(IBM)とは?

亜人は死なないだけでなく、黒い幽霊を出すことができます。

(亜人4巻より引用)

この黒い幽霊はIBMと呼ばれており、人の形をしています。

IBMがInviSIble Black matter(目に見えない黒い物質)の略で、透過率が100%の未知の物質で普通の人間は見る事ができません

亜人はこのIBMという体からIBMという物質を出す事ができ、遠隔操作でこの黒い幽霊を操る事ができます。

IBMは銃を持たせたり、戦わせたり、物を運ばせたりと命令次第で操ることも可能です。

つまり、自分の駒のように使いこなすことができるのです

亜人同士であれば死なない特性とIBMを使っての戦いになるんです、

IBMは基本しゃべることができなく、使用者の発した言葉を繰り返せるくらいです。

言葉を覚えたばかりの子供のようにつたない話し方をします。

(亜人3巻より引用)

でも訓練すれば

(亜人4巻より引用)

こんな風に自在にコントロールできるようになります。

さらにIBMは人によってその形や持続時間(何秒間出せるか)も違うのです。

出して5分ほどで消えてしまうのでこの無敵な幽霊をいつまでも使えるわけではないのです、

では、いろんな人のIBMを見てみましょう。

(亜人4巻より引用)

こんな変わったIBMもいれば笑

(亜人3巻より引用)

こんないびつな形をしたIBMもいるし、

(亜人6巻より引用)

こんな羽の生えた飛べるIBMもいます。

個人的にはこの翼を生えた形状が一番好きです笑

最近わかってきたことでIBMは使用者の性格によく似ることもわかっています。

実際に永井圭のIBMはひねくれていて全然言うことを聞きません。

勝手に暴走するし、命令したことと反対のことをやるし、作戦に組み込めないほど扱いが大変です。

本作ではIBMの謎はまだまだありますが、オグラ博士の証言や説明によってIBMの謎がどんどん暴かれていくの展開も面白いです。

IBMによって亜人の戦い方の幅が広がるのはもちろん、佐藤もIBMを使って戦闘を仕掛けてくるので余計やっかいになります。

(亜人9巻より引用)

そのため佐藤を倒すには、圭もIBMを上手く使いこなすことが必須条件なのです。

「IBMの性格を変えるには、本人の性格を変えるしかない」

とオグラ博士からも助言を受けているので、永井圭が性格を変え、IBMを自由自在にコントロールし、佐藤との戦いでどう生きてくるかが楽しみなところです。

永井圭のIBMは他の人のIBMより濃度が濃く、他のIBMと違って30分以上消えないし、最高で9体まで出す事ができることがわかっています。

これは佐藤さんにもない力なので、IBMは佐藤攻略の際の大きな武器になります。

6.   「亜人」の心に深く刺さり、考えさせられるシーン3選

キャラクター紹介のところでも説明したように、この作品は魅力的なキャラクターが多いです。

そんなキャラクターたちが発するセリフや発言でグッと印象に残るシーンや考えさせられるシーンがよくあります。

そんなシーンの中でも、特に考えさせられたシーンのベスト3を僕の独断と偏見で判断して発表します。

これを見るだけでも、「亜人」の世界観の魅力も十分伝わると思いますのでぜひ見ていってください。

6−1.   命以外のすべてを賭ける

これは、圭が亜人であると発覚した際に政府に捕らえられ人体実験をされてるシーンです。

人体実験で苦しむ圭ですが、IBM(黒い幽霊)が勝手に暴走し、研究者たちを殺そうとします。

それを必死に圭本人が止めようとします。(自分が人体実験で苦しんでいるのにもかかわらず)

研究者を殺してしまえば、その施設から脱走する事もでき地獄の人体実験をやめることができるのに。

圭は人を殺すことで本当の意味で自分が人で無くなってしまうと感じていました。

そうなれば海斗(かい)に嫌われてしまうし、自分を助けるために命を賭けてくれた海斗(かい)を裏切りたくないという思いからの行動でした。

人殺すくらいいいじゃねぇかという誘惑の声に対し、必死に拒絶する圭

そこで放った一言が印象的でした。

「命以外のすべてを賭けなきゃわりにあわない」

(亜人2巻より引用)

深い言葉ですよね。

たった1つしかない命を賭けて助けてくれた海斗。

そんな海斗に恩返しをしたいと思っても、亜人であるがゆえに命すら賭けることのできない圭

「命を賭ける」は普通の人にとってすべてを賭けるという意味になりますが、亜人である圭の「命を賭ける」はあまりにも軽すぎます。

亜人にとって命は消耗品だから。

不死身=最強でお得な能力だと思っていましたが、死ねない辛さもあるんだなぁと感じたワンシーンでした。

6−2.   大切にするということ

これは圭の母親と圭の妹が会話するシーンです。

母親初登場のシーンで、この会話の中で圭の冷たくて合理的なところは母親から受け継いだものだと知りました。

妹は、「圭が医者になるために海斗との友達関係を切った」ことを責めます。

医者になるからって友達を切らなくちゃいけないわけじゃない、と。

「友達になることも医者になることもどっちも大切にしたらいい」と。

ここで母親は、どちらも大切にすることなんて出来ない。とはっきり言います。

ここからの母親の畳み掛けが圧巻でした。

母親は妹に「大切にするとはどういうこと?大切に思ってるだけでいいの?」と問います。

この時点で、僕は心を揺さぶられてましたが、次に母親が言ったのが刺さりました。

「大切にするということは、その人のために行動し実現することよ

そのためにはみんなを大切になんて不可能。

人間一人にできることなんてたかが知れてるわ。

だから余分なものは嫌だったとしても切り捨てなければならない。

より大切なものを本気で実現させる気があるから。」

(亜人10巻より引用)

淡々とした口調で語っていましたが、本質をグサリと刺した言葉でした。

綺麗事だったらいくらでも言えるけど、大切にしたいなら行動し余計なものを捨てなきゃならない

非情だけれど、あまりにも的を得すぎてる意見だなと感心しますね。

昔ER(救急外来)で働いてた母親だからこそ大切にすることの重みを知ってるし、説得力があるんですね。

圭はクズだの人でなしだの言われてましたが、この母親の語りによって圭の人間味や考え方の芯が見えて気がしましたね。

「大切にする」なんて普段聞き慣れた言葉だし、自分もよく使ってる言葉ですが、改めて「大切にする」意味を考えさせられたワンシーンです。

大切に思うだけではダメというところが特に心に刺さりましたね。

6−3.   不可能なことに立ち向かう時

これは佐藤との戦闘前の仲間内の会話でのシーンです。

仲間を失い、時間もない、作戦もない、勝算0%

そんな絶望的な状況を前に圭が「最後まで戦う」と言います。

合理的な圭が勝ち目のない戦いをすることに対して「(お前は)論理的にしか行動しないんじゃなかったのかよ」と聞いたとき、

「勝率0%

この数値は何も干渉しなければ永遠に0のままだ。だから無駄でも行動し続ける。

たとえ0.000001%程だとしても勝機が生まれる可能性を死なせないためにだ。

つまり「何はなくとも最後まで戦う」ということは非論理的行動ではない。

コレは0%の勝率を最大限に引き上げるため塾考された!完璧な論理的行動だ!

(亜人10巻より引用)

普段は熱くならない圭が初めて熱くなったシーンです。かっこいいですね

  • とにかく行動あるのみ
  • 行動しないと何も変わらない

こんな言葉はよく耳にしますが、そんな言葉よりよっぽど響いたシーンでした。

論理でしか動かない圭の言葉だからこそ、説得力を感じずには入られませんでした。

不可能なことや無謀な事に挑戦しないといけない時は必ずあります。

そんなときは0%の可能性を引き上げるためにとにかく行動しなきゃいけないんだ。

それこそが最も理にかなった合理的な方法なんだ。

そう本気で思え、心にグッときました。

これをきっかけに圭が何か成長したようにも感じたので、物語を進める上での重要なワンシーンでした。

このように「亜人」という作品は常に僕たち読者に問いかけてくるようなメッセージ性のあるシーンが豊富にあります。

なので緊迫感ある戦闘シーンだけでなく、非戦闘シーンでの描写も見逃せません。

7.   まとめ

「亜人」の魅力をこれまで語ってきましたが伝わりましたか?

亜人の見所は、

  • カッコよくて惚れてしまうキャラクターが多いし
  • IBMっていう亜人の特性によって戦いがより一層面白くなるし
  • 心に刺さるシーンがぎゅっと詰まってる

そんな楽しみどころだらけの漫画です。

最近知ってまだ読んでなかったり、興味は持ってるけどまだ読んでないなら絶対読んでください。

漫画の世界観に飲み込まれてあっという間にハマっちゃう。

この感覚が1巻だけでも読めば絶対わかります。

なので、ぜひ亜人を手に取っていただきたいと思います。

漫画「亜人」をよろしくお願いします。

 

「亜人」の強烈なキャラ佐藤に注目した記事もありますので、ぜひご覧ください↓↓↓

漫画・亜人の一番の魅力!スリル好きで無感情に殺戮する佐藤を全力紹介

 

マンガタリライター ペンタ

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