ラブコメ漫画の王道『タッチ』のあらすじ&名キャラの特徴まとめ




『タッチ』と同じ1981年生まれ、マンガタリライターじょにすけです。

『タッチ』といえば、きっと誰もが知ってる国民的マンガで、ラブコメ漫画の王道と言える名作でもあり、あだち充の代表作でもあります。

そして今は、タッチの26年後が舞台の続編『MIX』が連載中です。

みなさん『タッチ』の大筋はだいたいご存知だと思うんですけど、中には、、

「アニメでところどころ観たことはあるけど、まだちゃんと読んだことがない。」という人や、、

「以前読んだけど、続編の『MIX』を読む前に『タッチ』の内容をおさらいしたい。

そんな人もいるんじゃないかなーと思います。

『タッチ』ワイド版11巻 あだち充/小学館 より引用

ということで今回は、改めて『タッチ』がどんな漫画なのか?がよくわかるように、、

  • 『タッチ』の基本情報
  • 名キャラクターたちの特徴
  • ストーリー(あらすじ)

を、タッチ愛を込めてまとめてみました!

これから『タッチ』を読む人も、忘れていたものを思い出す人も、、

どうぞお楽しみください。

1.『タッチ』ってどんな漫画?

まずは、『タッチ』がどんな漫画で、どのようにして生まれたのか?さらっとご紹介します。

1-1. 基本情報

タッチ 1 完全復刻版 (少年サンデーコミックス)
著者 あだち充
出版社 小学館
掲載雑誌 少年サンデー
掲載期間 1981 〜 1986年
単行本巻数 [完]26巻 ワイド版11巻
ジャンル 少年・少女・青年/野球/青春ラブコメ漫画
  • 第28回 小学館漫画賞(1982年:『みゆき』とW受賞)
  • コミック売上部数:1億以上
  • テレビ&劇場用アニメ化/実写ドラマ・映画化

 

ちなみに、あだち充先生の出身地群馬県では、今も毎年のように夏休みに再放送されてるそうです。。

THE 夏を感じるマンガですね。笑

 

1-2. 『タッチ』が生まれるまでの歴史

作者は、あだち充先生。

『タッチ』が大ヒットした後も、次々とヒット作をつくり、今なおラブコメ漫画の第一人者として、「少年サンデー」→「ゲッサン」のエースとして活躍中です。

僕たちに、時代が変わっても変わらず楽しめる作品を観せ続けてくれています。(以下 敬意を込めて充先生と呼ばせていただきます。)

そんな充先生は学生時代に、兄あだち勉と共に貸本漫画の読者投稿コーナーで人気を集め「天才兄弟」と呼ばれたり、高校生で新人賞に選ばれたり、と10代から脚光を浴びましたが、漫画家としてデビュー(1969年)後しばらくはなかなかヒットに恵まれませんでした。

ちなみにデビュー当時は、そのときブームだった劇画調の漫画を原作者と組んで描いています。もしよかったらその頃の作品「レインボーマン あだち充」で画像検索してみてください。今の充先生の絵とはキャラの力強さ、眉毛の太さが明らかに違います。笑

70年代後半になると少女マンガ誌にも活動の幅を広げ、それに合わせてソフトなタッチの作風に変わっていき、、そんな中、初のオリジナル作品として生まれたのが、、

ナイン (1) (少年サンデーコミックス)

『ナイン』です。この少年マンガと少女マンガを組み合わせた作品のヒットを皮切りに、、

1980年には、立て続けに

陽あたり良好! 1 (My First WIDE) みゆき(2)

が連載スタート。この頃にはもうすっかり、、

一目みただけで充先生のマンガだとわかる、、

THEあだち充キャラクター&ワールド全開ですね。

『タッチ』ワイド版1巻 あだち充/小学館 より引用

青春。恋愛。スポーツ(主に高校野球)。

作品が変わっても、ほぼ同じテーマのお話が、ほぼ同じ顔の登場人物たちによって繰り広げられます、、、40年間変わらず。。

唯一無二のスタイルを確立した充先生は、1981年、『タッチ』の連載をスタートさせます。

 

1-3. 作者が語るタイトルの由来

『タッチ』の由来は、「バトンタッチ」からきてます。

主人公の1人。上杉和也(カッちゃん)が死ぬことは初めから決まっていたわけです。。

これは、『ゲッサン』2016年11月号。カメントツ作『カメントツの漫画ならず道』で充先生へのインタビュー対談漫画として掲載され、ネット上でも話題になりました。

なんで「タッチ」で上杉和也を殺したの?

「なんで…って… 最初から殺すつもりだったもん」

殺すつもりでキャラをつくったと…?

「タイトルのタッチは、バトンタッチのタッチだからねぇ。当時の担当編集者からも「人気のあるキャラだから殺すな」って。さんざん言われたけれど…原稿おいて行方くらませたんだよねぇ…」

『カメントツの漫画ならず道』「ゲッサン」2016年11月号/小学館より引用

関連記事:『タッチ』のタイトルの由来にファン衝撃「驚きすぎて声も出ないわ(呆然)」:ダ・ヴィンチニュース

内容の重大さと充先生のコメントの軽さのギャップがすごい。。

こーいうところも充先生の魅力の1つですね。笑

 

2. ファンの感想あつめました。

『タッチ』ワイド版11巻 あだち充/小学館 より引用

ここで、充先生を踊らせるファンの声をご紹介させていただきます。

愛と青春。不変的なテーマに独特のユーモアが加わった名作『タッチ』、、世代を超えて愛されてます。

 

3. 名キャラたちの魅力と共にストーリーを振り返ろう!

ここからはいよいよ作者もファンも踊り狂う『タッチ』に登場する魅力的な名キャラクターの特徴と共にストーリーを振り返っていきたいと思います。

※クライマックスの大事なところは伏せて紹介していますが、、ここからはネタバレになっています。『タッチ』未読の方で「ネタバレなしで読みたい」という方はご注意ください。

物語の舞台は、明青学園中等部から始まります。。

3-1. 天才肌のダメ兄貴:上杉達也

一緒にいる美女は、1つ上の先輩で、野球部マネージャーの西尾佐知子

(野球部 西尾監督の娘でもある)

『タッチ』ワイド版1巻 あだち充/小学館 より引用

主人公、上杉兄弟の双子の兄、通称タッちゃん。

いい加減でだらしなくて、ちょっぴりエッチなどこにでもいる中学生男子ですが、、

佐知子先輩の彼氏、明青野球部の黒木キャプテン↑

『タッチ』ワイド版1巻 あだち充/小学館 より引用

随所に、才能の片鱗を見せ、なにか期待させられる。そんな男です。

それに対して、、

3-2. 努力家のMr.パーフェクト:上杉和也

上杉弟:通称カッちゃんは、、「南を甲子園に連れて行く」ことを目標に努力を惜しまず、、頭脳明晰。スポーツ万能で明青学園エースのスーパー好青年です。

爽やかで、さりげない心遣いができて、モテモテで、、

『タッチ』ワイド版1巻 あだち充/小学館 より引用

一日でいいからこんな学生生活を送ってみたい。笑

そんなパーフェクト男子です。

そして、、

『タッチ』ワイド版1巻 あだち充/小学館 より引用

子供を持つ親になった今は、南のお父さんの気持ちがよくわかるようにもなりました。笑

 

そんな上杉兄弟とお隣さんで幼なじみなのが…

3-3. 理想のお嫁さん?みんなのアイドル??:朝倉南

『タッチ』ワイド版1巻 あだち充/小学館 より引用

かわいくて、思いやりがあって、家事も得意な理想のお嫁さん(?)朝倉南です。

さらに、抜群のプロポーション、スポーツ万能で、のちに、、

『タッチ』ワイド版7巻 あだち充/小学館 より引用

怪我をした新体操部選手の代打で出場した大会で脚光を浴びて、新体操界のスター、「みんなのアイドル」的存在になります。。

思春期まっただ中の3人は、ただの幼なじみではなく、お互いを男女の関係として意識するようになり、、

切ない青春ラブストーリーが繰り広げられます。

愛さなければ 寂しさなんて 知らずに過ぎていくのに…(『タッチ』主題歌より引用)

 

3-4. ダメ達也の一番の理解者?:原田正平

続編『MIX』にも登場!独特の存在感を放つ男、原田正平。

別名、無表情で敵を沈めるフランケン…

『タッチ』ワイド版2巻 あだち充/小学館 より引用

しかもこのとき原田は、前日に盲腸の手術をしたばかり。苦笑

ただ、、ただの殺戮マシーンというわけではなく、基本、平和主義です。そして、、

冷静に、客観的に、まわりを分析していて、大事な局面ですっと現れて、芯をついた名言、助言を達也たちにさらっと言ったりします。。

高等部に入学後、野球部に入ろうとしていた達也は、南が野球部のマネージャーになったことを知ります。南のため、ひたむきにがんばってる和也への遠慮もあって、寸前で野球部に入ることをやめ、、途方に暮れていました。

原田は、そんな達也をボクシング部に誘い、、男として成長するきっかけを与えます。

『タッチ』ワイド版2巻 あだち充/小学館 より引用

ところどころ、物語の重要な局面になると必ず現れる男。それが原田です。

原田が現れたとき ≒ 物語が動くとき

要注意人物です。。

 

クライマックス1. マンガ史上最も悲しい1日

和也、高校1年の夏。

明青学園は甲子園予選の激戦を勝ち抜き、決勝戦当日。相手は須見工。

そう。マンガ史上最も悲しい事故が起こった1日です。

『タッチ』ワイド版3巻 あだち充/小学館 より引用

この、当日朝の3人のやりとりから、、

『タッチ』ワイド版3巻 あだち充/小学館 より引用

数々のドラマチックな演出があって、、

マンガ史上最も切ない気分になる1ページを迎えます。

そして、、

『タッチ』ワイド版3巻 あだち充/小学館 より引用

このページでマンガ史上最も悲しすぎる1日が終わりました。

その間、102P。

これから読む人。読み返す人。ここは絶対に1人で読みましょう。

 

3-5. 上杉兄弟のよき親友&女房役:松平孝太郎

孝太郎は、ときに明青学園の主砲として、和也→達也のバッテリー、女房役として、親友として、、

『タッチ』ワイド版3巻 あだち充/小学館 より引用

一番近くで和也たちの活躍を支えました。

『タッチ』ワイド版3巻 あだち充/小学館 より引用

和也を愛しすぎていた反動で死んだ後しばらくは抜け殻のような状態に。。

その後、和也の夢を引き継いだ達也が野球部に加わると、、始めのうちは、和也と比べていい加減すぎる達也を認めず、ケンカばかりの2人でしたが、、

『タッチ』ワイド版4巻 あだち充/小学館 より引用

次第に達也を認めるようになり、、

『タッチ』ワイド版4巻 あだち充/小学館 より引用

同じチームの仲間として、相棒として、ともに成長を遂げていきます。

 

3-6. 達也の最初の強敵 勢南高校エース:西村勇

『タッチ』ワイド版5巻 あだち充/小学館 より引用

西村勇(いさみ)、南のストーカー的存在のお調子者。笑

ただ、野球の腕前は本物で、強豪 勢南高校のエース(カーブが得意)で4番バッターです。

達也が初めて挑む甲子園予選大会、2年の夏。

達也たちと熱い激闘を繰り広げます。

『タッチ』ワイド版5巻 あだち充/小学館 より引用

雨の中の延長戦。限界を超えるまで戦った西村との死闘は、達也を大きく成長させました。

そして、達也たちが3年生になった春…

恐ろしい男が現れます。。

 

3-7. 明青学園を憎む鬼監督:柏葉英二郎

『タッチ』ワイド版6巻 あだち充/小学館 より引用

病気の西尾監督の代わりに監督代行としてやってきた柏葉英二郎(かしわば えいじろう)

西尾監督いわく「野球を心から愛し、人を思いやり、まじめで一生懸命」だった兄 英一郎と間違えられて監督代行になった英二郎は、10年以上前に起こったある事件がきっかけで明青学園野球部を憎んでいました。

その復讐を果たすため、柏葉監督代行は、執拗に達也たちナインをしごき痛めつけます…

『タッチ』ワイド版7巻 あだち充/小学館 より引用

さらに、達也たちの最後の夏の大会が始めると、数々の試練を与えました…

『タッチ』ワイド版8巻 あだち充/小学館 より引用

しかし!

明青ナインは、鬼のしごきに耐え、試練を乗り越え、、

『タッチ』ワイド版8巻 あだち充/小学館 より引用

最後の夏の大会を1つ1つ勝ち上がっていきます。

 

3-8. ライバル須見工の最強スラッガー:新田明男

『タッチ』ワイド版10巻 あだち充/小学館 より引用

元不良でバイク乗りの一面をもつイケメン天才スラッガー。しかも、いいやつで、まー、とにかく男前です。

『タッチ』ワイド版9巻 あだち充/小学館 より引用

強靭な精神力と本物の実力を兼ね備えています。

この男が入ってから須見工こと須見工業高校は5季連続で春夏甲子園に出場。達也にとっても、明青学園にとっても最大のライバル

甲子園予選大会決勝はもちろん、、明青学園 VS 須見工です。

 

クライマックス 2. 『タッチ』を伝説にした一戦

夢の甲子園をかけた決勝戦当日。組み合わせは2年前と同じ。。

それぞれの思いが込もった、、ドラマチックすぎる1日がはじまります。

『タッチ』ワイド版10巻 あだち充/小学館 より引用

ここはもう説明はいらないですよね?

はっきりしてることは、、

多くのファンの心が熱くなり踊り狂った…

この一戦があったから『タッチ』は伝説になった。

ということです。

この一戦を読むと、心が奮えて踊りだします。個人的には、夏バテとかにも効くんじゃないか?と思ってます。笑

最低でも、ひと夏に1回。

何度も読みましょう。笑

 

エンディング

『タッチ』ワイド版11巻 あだち充/小学館 より引用

感動の一戦を終えたあとも、このラストページに至るまで、、しばらく物語は続きます。

そこでは、ここでご紹介した名キャラクターたちのそれぞれの結末も描かれています。

今回、ここではちゃんとご紹介していない人もいますが、、

  • 達也、和也の父母&南の父
  • パンチ
  • 明青ナイン
  • 新田由加(明男の妹で、達也のことが好きな明青野球部マネージャー)
  • 佐々木くん(由加と同級生で由加のことが好きな委員長:野球部所属)
  • 住友里子(甲子園行きの新幹線で出会った売れっ子アイドル)

などなど

基本、『タッチ』の登場人物はみんないいやつです。なので、、

ラブとコメディがあふれる気持ちのよいエンディングを迎えます。

しかも、物語の最後ということで、胸に残る名言、名セリフが盛りだくさん。。

これに関しては、また次の機会にご紹介したいと思ってるんですけど、、

まずは、実際に読んでみて、それぞれのエンディングを楽しんでいただけたらなーと思います。

 

 

そして、物語は『MIX』へと続きます…

4. 終わらない伝説…26年後の明青学園が舞台の続編『MIX』

MIX(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
掲載雑誌 ゲッサン(月刊少年サンデー)
掲載期間 2012〜連載中
巻数 12巻(2018年7月現在)
ジャンル 少年・少女・青年/野球/青春ラブコメ

現在、絶賛連載中の「MIX」は、伝説から26年後の明青学園が舞台の『タッチ』の続編です。

子連れ再婚で血の繋がらない兄弟バッテリーの立花投馬(とうま)と走一郎(そういちろう)が、達也たちが甲子園初出場を果たしたあと低迷の続く明青学園を復活させるべく奮闘しています。

そこに、2人の妹の音美(おとみ)、投馬の幼なじみ大山春夏(はるか)が絡む青春ラブコメ『MIX』は、変わらない世界観で、僕たちファンをひきつづき楽しませてくれています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

あだち充の集大成!漫画「タッチ」の26年後を描く続編「MIX」を紹介

2017.09.16

 

物語序盤から、西村が勢南高校の監督として登場!さらに、、

12巻では、ついに原田も登場。そして、西村との夢の再会、夢の競演を果たします…

『MIX』12巻 あだち充/小学館 より引用

しかも、『タッチ』のエンディングとちゃんと繋がってるんです。

こちらも目が離せません。笑

 

まとめ

いかがだったでしょう?『タッチ』の世界観、感じていただけましたか?

『タッチ』の、、

キャラクターはみんな魅力的に輝いていて…

ドラマチックすぎる展開で進むストーリーは、やっぱり最高です。笑

これから読む人も、読み返す人も、、

どうぞ、何度でもお楽しみください。

じょにすけ

 

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ABOUTこの記事をかいた人

じょにすけ

『火の鳥』に世界観を学び、自由に青春してる王道漫画の主人公たちに憧れ続けているイージュー☆ライター。一児の父。デザインも嗜んでいる。ひなたぼっこしながら漫画を読むのが至福のひととき。