【まんがの歴史】日本まんがの誕生〜平成までを時代・年代ごとにまとめてみた!

マンガタリライターじょにすけです。

今回は、日本の『まんがの歴史』をご紹介します。

漫画は今や、世界中の人たちから愛される日本の文化ですが…この日本が誇る漫画が、、

どう生まれて、どう発展してきたのか?

そこにはどんな葛藤やドラマがあったのか??

気になりますよね。笑

マンガの世界は知れば知るほど、奥深く、味わい深いです。

その入り口となるまんがの歴史は、様々な人によって研究されていて、様々な歴史解釈が行き交っているんですが、、

ざっくりとまんがの歴史の全体像を掴めるように、時代・年代ごとにがんばってまとめてみました!

1つの歴史エンタメ読みものとして楽しんでいただけたら嬉しいです。

それでは!どうぞご堪能ください。

1.「漫画」とは?

まずは、、そもそも漫画とは?という基本的なところを軽くおさらいしていきますね。

結論から言うと、漫画には明確な定義がありません。

漫画の専門家の間でも、人によって微妙に違う解釈や説が唱えられています。その理由は、漫画と呼ばれるモノのジャンルや媒体が幅広すぎるからです。。

京都国際マンガミュージアムの設立に関わり、顧問などもされている漫画研究家の清水勲(しみずいさお)氏(以下、人名敬称略)によると、「漫画を定義することは非常にむずかしい。」と前置きしつつ、、

漫画をあえて定義すると「遊びの心」あるいは「風刺の心」をもって描いた絵ということになる。おもしろい漫画とはこの「遊び」の精神、「風刺」の精神がバランスよく含まれた絵だといえる。現代漫画はカートゥーン(一枚絵漫画)とコミック(ストーリー漫画)に大別できる。コミックは20世紀に入って映画などの影響を受けて世界的に発展してきたストーリーのある「こま漫画」である。漫画小説、連続漫画、絵物語、劇画などとよばれてきた。

コトバンクより

ようするに、、

観る人を楽しませる。もしくは、なんらかのメッセージを伝えるために描かれた絵は、すべて漫画

ということですね。

 

・カートゥーン(1枚絵漫画)とコミック(コマ漫画)

漫画は、大きく分けると、、

  • カートゥーン(1枚絵漫画)
  • コミック(コマ漫画)

この2つに分類されています。

カートゥーンは、あまり聞き馴染みのない言葉だと思いますが、

「遊び心」や「風刺(メッセージ性)」のある1枚絵のことで…

  • 戯画(カリカチュア)
  • 風刺画
  • 落書き

などがそれにあたります。

つまり、落書きのような僕のアイコン…

これも立派なマンガの一部だと言うことですね。マンガの懐広すぎ。笑

 

一方、、コミック(コマ漫画)は、その「遊び心」と「メッセージ」が込められた絵と、言葉(セリフ)を組み合わせてつくられた物語のことで、、

  • コミックマンガ
  • 劇画
  • アニメ

など、、

『ドラゴンボール』完全版6巻より

みなさんお馴染み、そして大好きなやつですよね。笑

 

・諸説ある語源

「漫画」の語源は、

  • 中国語で「漫画(マンカク)」と呼ぶヘラサギという鳥が由来
  • 中国語で「随筆」を意味する「漫筆」から派生して「漫筆画」→「漫画」に

と諸説あって、定かではありません。

語源も定義もあやふや。。

表記は「まんが」「マンガ」「漫画」なんでもあり。。

多くのプロフェッショナルが壮大なメッセージを伝えるため精巧につくられたコミックから、子供がちょっとした遊び心で描く落書きまで、、、

この、すべてを受け入れる懐の広さ奥深さ自由さこそがマンガ最大の魅力なのかもしれません。笑

 

ちなみに、英語の「comics」は、形容詞の「comic」(意味:滑稽な)からきています。

・世界共通語「MANGA」

現在、世界では、

  • 「アメリカン・コミック」略して「アメコミ」
  • フランス・ベルギー発祥の「バンド・デシネ」
  • 日本の「漫画」

がマンガ文化の主流となっていて、、

各国、各地域、どれもはじめは子供のためにつくられたと言われていますが、そこから、、

  • 少年マンガ
  • 少女マンガ
  • 青年マンガ
  • 大人向けのマンガ

など、子供から大人まで、世界中の人が楽しめる娯楽へと発展を遂げてきました。

ちなみに、海外のマンガが、正義 VS 悪、、いわゆる「ヒーローもの」のような単純明快なストーリーが多い一方、、

日本のマンガは、特有の繊細な絵のタッチや、複雑で奥深い表現、ストーリーのものが多く、海外でも人気があります。

放送コンテンツの海外展開に関する現状分析(2013年度)より

  • 日本の放送コンテンツの海外輸出額の62%がアニメ
  • 本は、左から右に読む「左とじ」が当たり前の英語圏の地域でも「右とじ」のマンガが出版
  • 「MANGA」が世界共通言語になっている

など、日本のマンガが世界の文化にも大きな影響を与えています。

そんな、、「日本まんがの歴史」を辿っていきましょう。

 

2. 平安時代  12〜13世紀:漫画の歴史のはじまり『鳥獣戯画』

漫画に、落書きも含まれるとなると、その歴史は遥か昔から始まっていたはずですが、、作品として残っていて「日本最古の漫画」と言われているのが『鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)』です。

12〜13世紀(平安時代末〜鎌倉時代)頃につくられた作品で、内容は、動物を擬人化して、当時の人々の暮らし、社会を反映した絵が描かれいます。

鳥獣戯画 対訳 (新・おはなし名画シリーズ)

この表紙の絵ですね。

ちなみに作者は、当初、戯画の名手である鳥羽僧正(とばそうじょう)と言われていましたが、絵柄、画風に統一性がないことから、現在は、複数の作者によってバラバラにつくられた作品を1つにまとめてつくられた作品とされています。

ちなみに、『鳥獣戯画』は手塚治虫の『火の鳥 乱世編』にも登場しています。漫画が生まれた時代背景がわかると思うので、よかったらこちらも併せてご覧ください。

「火の鳥」はどんな漫画なのか?基本情報・あらすじを徹底解説

2017.10.10

 

3. 江戸時代  18〜19世紀:印刷技術の発展と共に、大衆文化へ

江戸時代になると、それまで一部の貴族や僧侶のモノだった漫画(作品)は、印刷技術の発展にともなって大衆文化として広まりました。

それまでは、漫画のことを鳥羽僧正に由来した『鳥羽絵』や滋賀県大津市の名産である『大津絵』などと呼ばれることが多かったそうですが、この時代に活躍した葛飾北斎『北斎漫画』などの影響で「漫画」という言葉も定着

北斎漫画 (全) 葛飾北斎: 全15シリーズ完全収録版(約4000図!)

内容も、絵柄もだいぶユニークになってきてますね。笑

漫画は、人々の身近な楽しみとして栄えはじめます。

 

4. 明治〜戦中  19〜20世紀前半:文明開化

幕末に海外から多くの外国人、文化が日本にやってくると、漫画文化は更なる発展を遂げていきました。

4-1. 日本初の漫画雑誌「ジャパン・パンチ」の誕生と風刺漫画の流行

1862年、日本初の漫画雑誌「ジャパン・パンチ」創刊。これは、イギリス人のチャールズ・ワーグマンによって横浜の居留外国人向けに発行された雑誌で、イギリスの風刺漫画雑誌『パンチ』が由来となっています。

Mr.パンチの天才的偉業―チャールズ・ワーグマンとジャパン・パンチが語る横浜外国人居留地の生活 1862‐1887

1887年には、フランス人のジョルジュ・ビゴーが風刺雑誌『トバエ』創刊。日本アートに惹かれ幕末に日本にやってきたビゴーは、日本の伝統的な文化に敬意、共感をもち、開国後の日本の欧米化、軍国化に警鐘を鳴らしました。

こういった海外からの文化を取り入れながら、日本の漫画文化は発展。次々と漫画誌が生まれ、人々の生き方や社会に影響を与える風刺漫画が流行します。

 

4-2.「漫画家」という職業の誕生と漫画会の結成

風刺漫画の流行、漫画雑誌が次々と創刊されたことで活躍の場を得て、多くの漫画家が誕生しました。

芸術家の岡本太郎の父 岡本一郎は、新聞に絵と文章でつくられた漫画(漫文)を連載。ストーリーマンガのさきがけとなります。また、後の「日本漫画会」にあたる日本初の漫画家団体「東京漫画会」を設立する。など、まんがの歴史に爆発的な影響を与えた漫画家の1人です。

1923年には、4コマ漫画で、日本で初めて「吹き出し」が使われた作品としても知られる横島勝一(画)織田小星(作)『正チャンの冒険』が連載スタート。子供向けマンガとして人気を集めます。また、同年連載された、ダメな父さんの波瀾万丈ギャグ漫画の麻生豊(作)『ノンキナトウサン』も、世界恐慌や関東大震災などで苦しい生活を送っていた人たちの心を明るくする娯楽として人気作となり、現在、主流となっている「コマ」や「吹き出し」などの表現方法が定着しました。

1930年代に入ると、少年雑誌『少年倶楽部』で連載された田河水泡(作)『のらくろ』が、単行本化されたり、キャラクターグッズ化されたり、とメディアミックスされるようになり、漫画が社会に与える影響はますます大きくなっていきました。

のらくろ中隊長 (のらくろカラー文庫 12)

しかし、、

人々への影響力が増したことで、社会批判的な風刺性の強い一部の漫画家は、軍事化が進んでいた中で表現の自由を奪われたり、、

1940年代前半には、戦争激化の影響で、

  • 相次ぐ漫画誌の休刊
  • 人気漫画の連載中止
  • 主要新聞から漫画が消える

など、終戦するまで漫画も闇の時代を送ることになります。。

 

5. 戦後の昭和  20世紀後半:復興→高度成長→安定成長期

終戦とともに、まんがの歴史は再び動きはじめます。

戦争が終わってから2週間後には、漫画誌が復刊。翌1946年には、皆さんご存知の長谷川町子(作)『サザエさん』が連載スタートする。など、当時のマンガに携わっていた人たちの「日本を復興させるんだ!」という強い意志を感じますね。

そして、、

1人の“神様”の登場によって、マンガの歴史は大きく進化・成長を遂げることになります…

5-1. 手塚治虫がマンガ界に起こした革命:1950年代

ジャングル大帝(1) (手塚治虫文庫全集)

“マンガの神様”として知られる手塚治虫は、ディズニーアニメや映画の要素を取り入れながらマンガを進化させ、現代マンガの基礎をつくり、本格的な海外進出を果たす。など、マンガ界に革命をおこしました。

戦後、手塚治虫は『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』『りぼんの騎士』『火の鳥』など次々とヒット作を連発。その人気キャラクターたちは、ミッキーのような真ん丸な頭、大きくてクリクリした目など、ディズニーアニメから大きな影響を受けていて、「ディズニースタイル」とも呼ばれていました。

鉄腕アトム 1

それまでの作品とはガラッと絵柄が変わりましたね。

手塚治虫は、マンガとは記号の組み合わせのようなものである。という「マンガ記号論」を提唱…

『まんがでわかるまんがの歴史』より

つまり、キャラクターは、目・鼻・口・髪などのいろんなパターンのパーツ(記号)の組み合わせでできたモノで、、さらに、コマ・吹き出し・効果線などのパーツ(記号)も組み合わせることで表情、表現豊かなマンガがつくられている。というわけですね。

また、手塚治虫はストーリーマンガの第一人者とも言われています。

映画好きでもあった手塚治虫は、ドラマチックな展開、大胆なカット(コマ割り)など、映画の要素を実験的に取り入れながら、魅力的なストーリーマンガの基礎を確立しました。

それまでは、ミッキーやサザエさんのように不老不死で成長することのなかったキャラクターが、死んだり、成長したり、キャラクターの内面(心)が描かれる。など

マンガは、読者、観る人がより共感、感動しちゃうマンガへ進化します。

その進化したストーリーマンガをアニメ化して、本格的な世界進出を果たしたのも『鉄腕アトム』

マンガの基礎をつくり、世界を広げた手塚治虫の功績は、ほんとに偉大ですね。。

こういった手塚治虫の考え方、描き方は、同世代や後世の漫画家、作品に受け継がれていきます。

ここではざっくりとした概要しかお伝えしていませんが、戦中戦後のマンガ史、手塚治虫がマンガ史に与えた衝撃について、もっと詳しく知りたい。という方はこちらのマンガがおすすめです。

 

ここからは、各年代ごとに活躍した代表的な漫画家、今も愛される名作、漫画雑誌を年表つきでご紹介していきますね。

代表的な漫画家 人気作品 連載開始年
手塚治虫 ジャングル大帝 1950
鉄腕アトム 1952
リボンの騎士 1953
火の鳥 1954
竹内つなよし 赤胴鈴之助
辰巳ヨシヒロ 幽霊タクシー 1957
白土三平 忍者武芸帖 1959

手塚治虫がヒット作を連発する一方、、

50年代後半には『幽霊タクシー』『忍者武芸帖』など、青年向けのリアルな描写のマンガが辰巳ヨシヒロによって「劇画」と名付けられ、後の「劇画ブーム」の先駆けになります。

 

また、当時は、今のレンタルコミックにあたる「貸本」で漫画を楽しむ。というスタイルが一般的でしたが、そんな中、、

主要漫画雑誌 概要 創刊年
なかよし 講談社:月刊少女漫画誌 1954
りぼん 集英社:月刊少女漫画誌 1955
週刊少年マガジン 講談社:毎週水曜発売 1959
週刊少年サンデー 小学館:毎週水曜発売
  • 現在、3大少女漫画雑誌に挙げられる「なかよし」「りぼん」が立て続けに創刊
  • 日本初の週刊少年漫画雑誌として「少年マガジン」が創刊されたその翌週に「少年サンデー」も創刊

など、今も続く人気漫画雑誌が次々と生まれました。

 

 

5-2. トキワ荘と劇画ブーム:1960年代

おそ松くん (小学館文庫―赤塚不二夫名作選) ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)

高度経済成長期まっただ中の1960年代に入ると、

  • 石ノ森章太郎
  • 赤塚不二夫
  • 藤子・F・不二夫

ら、マンガの聖地として知られるトキワ荘に縁のある漫画家たちが手塚治虫につづいて次々とヒット作を連発!『おそ松くん』イヤミのギャグ(?)「しぇー!」が流行る。など、マンガ人気にさらに火が点きます。

一方、、

巨人の星(1) (講談社漫画文庫)
  • さいとう・たかを
  • 川崎のぼる

らを中心にした劇画作家たちも活躍します。社会派マンガ『ゴルゴ13』やスポ根マンガ『巨人の星』など、若者向けにつくられた劇画は、その当時、盛んだった学生運動と相まって、社会的なブームになりました。

代表的な漫画家 人気作品 連載開始年
赤塚不二夫 おそ松くん 1962
ひみつのアッコちゃん
天才バカボン 1967
石森章太郎 サイボーグ009 1964
水木しげる ゲゲゲの鬼太郎 1965
原作:梶原一騎 作画:川崎のぼる 巨人の星 1966
原作:高森朝雄 作画:ちばてつや あしたのジョー 1967
モンキーパンチ ルパン三世
さいとう・たかを ゴルゴ13 1968
本宮ひろ志 男一匹ガキ大将
藤子・F・不二雄 ドラえもん 1969

 

1963年には『鉄腕アトム』が日本初のテレビアニメとして放映開始されました。これを皮切りに連載漫画とテレビアニメが連動するメディアミックスが一般的になっていきます。

主要漫画雑誌 概要 創刊年
マーガレット 集英社:総合少女週刊誌→月2回刊 1963
週刊少年ジャンプ 集英社:毎週月曜発売 1968
ビッグコミック 小学館:毎月10日25日発売
週刊少年チャンピオン 秋田書店:毎週木曜発売 1969

1966年には、『巨人の星』ヒットの影響で「少年マガジン」の発行部数が100万部を突破!

次々と人気漫画雑誌やテレビアニメが生まれ、シェアを伸ばす一方、、「貸本」は、1960年代をピークに一時衰退していきます。

 

5-3. 少女マンガブームと本格化するメディアミックス:1970年代

ベルサイユのばら 13 (マーガレットコミックス)

1970年代に入ると、、

『ベルサイユのばら』『エースをねらえ!』などがヒットして少女マンガ人気にも火が点きます。

代表的な漫画家 人気作品 連載開始年
横山光輝 三国志 1971
水島新司 ドカベン 1972
永井豪 デビルマン
池田理代子 ベルサイユのばら
山本鈴美香 エースをねらえ! 1973
やなせたかし アンパンマン
秋本治 こちら葛飾区亀有公園前派出所 1976
松本零士 銀河鉄道999 1977
高橋留美子 うる星やつら 1978
大和和紀 あさきゆめみし 1979
ゆでたまご キン肉マン

 

1975年には、第1回「コミックマーケット」(コミケ)開催。この頃、愛好家を意味する「オタク」という言葉も生まれました。

コミックマーケット公式サイト

また、70年代後半には、安定成長期に入り国民全体が豊かになり、子供も増えた影響もあって、

  • 劇場アニメ『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』がヒット
  • それまではあまり一般的ではなかった連載→単行本化の流れが定着

など、メディアミックスが本格化して、マンガ産業は右肩上がりの成長を続けます。

主要漫画雑誌 概要 創刊年
ちゃお 小学館:月刊少女漫画誌 1976
月刊コロコロコミック 小学館:毎月15日発売 1977
週刊ヤングジャンプ 集英社:毎週木曜発売 1978
  • 最後の3大少女漫画雑誌「ちゃお」創刊
  • 1978年、「少年チャンピオン」の発行部数が200万部を突破!

 

5-4. 天才現る!? 2Dから3Dに進化したマンガ:1980年代

ドラゴンボール (巻1) (ジャンプ・コミックス) Dr.スランプ (第9巻) (ジャンプ・コミックス)

1980年代は、手塚治虫からも「後継者」として認められていたという鳥山明が活躍!この天才の登場によって、マンガは平面的な絵(2D)から立体的で奥行きのある絵(3D)に進化したと言われています。

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そして、その鳥山明に負けず劣らない天才たち、、

  • あだち充
  • 大友克洋
  • 宮崎駿

らの活躍によって、マンガ界に新風が吹きました。

『ドラゴボール』『AKIRA』『風の谷のナウシカ』(1984)などが大ヒットして、日本のマンガ・アニメは世界からも注目を集めるようになります。

代表的な漫画家 人気作品 連載開始年
鳥山明 Dr.スランプ 1980
ドラゴンボール 1984
あだち充 タッチ 1981
高橋陽一 キャプテン翼
大友克洋 AKIRA 1982
原作:武論尊 作画:原哲夫 北斗の拳 1983
原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ 美味しんぼ
北条司 シティーハンター 1985
車田正美 聖闘士星矢 1986
浦沢直樹 YAWARA !
さくらももこ ちびまる子ちゃん
荒木飛呂彦 ジョジョの奇妙な冒険 1987
森田まさのり ろくでなしBLUES 1988
森川ジョージ はじめの一歩 1989

 

主要漫画雑誌 概要 創刊年
ビッグコミックスピリッツ 小学館:毎週月曜発売 1980
週刊ヤングマガジン 講談社:毎週月曜発売
モーニング 講談社:毎週木曜発売 1982

70年代にヒットした『ドカベン』『ブラック・ジャック』が連載終了したことで、「少年チャンピオン」の発行部数が減少した一方、、

タッチ 1 完全復刻版 (少年サンデーコミックス)

国民的マンガ『タッチ』が連載されていたラブコメが主力の「少年サンデー」、、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』が連載されていた「少年ジャンプ」が人気を集めました。

80年代後半になると、『ドラゴンボール』に続いてヒット作が次々と生まれた「ジャンプ」が勢いを増していきます。

 

6. 平成 20〜21世紀:インターネットで加速する新しいマンガの形・広がる楽しみ方

一時代を築いた手塚治虫が亡くなった同年、平成時代に突入。。

平成時代の大きな特徴は、

  • インターネットの登場によって、ジャンルの幅がより一層広くなっている
  • 細分化されたことで、よりマニアックな層に向けたマニアックな作品がヒットしている
  • テクノロジーの進化によって、次々と新しいマンガの形が生まれている

ことが挙げられます。

きっと、年表のヒット作品のタイトルを順番に眺めているだけでも、、

  • ジャンルの幅広さ
  • マニアックさ
  • 時代の流れ

いろいろ気づくこと、感じることがあっておもしろいと思います。

どうぞお楽しみください!

6-1. ジャンプ黄金期とゲーム→マンガ・アニメの新しい流れ:1990年代

SLAM DUNK 新装再編版 1 (愛蔵版コミックス) 幽☆遊☆白書 (17) (ジャンプ・コミックス)

『SLAM DUNK』をはじめ数々の伝説的なヒット作が生まれた「少年ジャンプ」は、1994年に過去最高の発行部数となる653万部を記録する。など、ジャンプ黄金期を迎えました。

そんな黄金期を支えた作品と他誌でヒットした作品が並ぶ90年代の年表がこちらです。

代表的な漫画家 人気作品 連載開始年
井上雄彦 SLAM DUNK 1990
バガボンド 1998
冨樫義博 幽☆遊☆白書 1990
HUNTER×HUNTER 1998
高橋ヒロシ クローズ 1990
臼井儀人 クレヨンしんちゃん
板垣恵介 グラップラー刃牙 1991
竹内直子 美少女戦士セーラームーン 1992
神尾葉子 花より男子
古谷実 行け!稲中卓球部 1993
青山剛昌 名探偵コナン 1994
和月伸宏 るろうに剣心
満田拓也 MAJOR
貞本義行:作画 新世紀エヴァンゲリオン
うすた京介 すごいよ!!マサルさん 1995
福本伸行 賭博黙示録カイジ 1996
尾田栄一郎 ONE PIECE 1997
岸本斉史 NARUTO 1999
ハロルド作石 BECK

1990年代後半は、漫画喫茶、レンタルコミックなどの普及で、漫画雑誌の発行部数が減少した一方…

ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)

『ONE PIECE』単行本の発行部数が世界ギネスを更新し続けている。といった明るい話題もあります。

これも、インターネットの影響で世界中の人が、気軽に日本のマンガにアクセスできるようになったことが要因かもしれませんね。

また、、

ゲームから派生してマンガ、アニメになったメディアミックスの象徴的な作品『ポケットモンスター』が登場して、こちらも世界的に大ヒット!その後『ペルソナ』シリーズなどもヒットして、ゲーム→アニメの新しい流れができました。

 

6-2. 新しいマンガのかたち:2000年代〜

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

2000年代に入ると少子化などの影響もあり、少年・少女マンガよりも『キングダム』のような青年マンガが人気を集める傾向にある。と言われていますが、、まずはこちらの年表をご覧ください。

代表的な漫画家 人気作品 連載開始年
矢沢あい NANA 2000
荒川弘 鋼の錬金術師 2001
久保帯人 BLEACH -ブリーチ-
原作:大場つぐみ・作画:小畑健 DEATH NOTE 2003
原泰久 キングダム 2004
空知英秋 銀魂
椎名軽穂 君に届け 2005
末次由紀 ちはやふる 2008
ヤマザキマリ テルマエ・ロマエ
諫山創 進撃の巨人 2009
石田スイ 東京食種 トーキョーグール 2011
松井優征 暗殺教室 2012
東村アキコ かくかくしかじか
鈴ノ木ユウ コウノドリ
大今良時 聲の形 2013
夜宵草 ReLife 
石塚真一 BLUE GIANT
野田サトル ゴールデンカムイ 2014
柳本光晴 響き 〜小説家になる方法〜
堀越耕平 僕のヒーローアカデミア
なきぼくろ バトルスタディーズ 2015
板垣巴留 BEASTARS 2016

この年表に載っている作品や、、2008年にはじまった「マンガ大賞」受賞作品だけ観ても、ジャンルが多様化していることがよくわかると思います。

「マンガ大賞」歴代全受賞作品一覧

また、、

  • 2005年に流行語大賞にノミネートされた「萌え」という言葉、文化も次第に定着。関連作品が多数生まれる
  • マンガ×小説の「ライトノベル」が人気を集め、そこからアニメ化される作品も生まれる
  • 電子書籍漫画アプリが登場!その漫画アプリ「comico」から生まれた『ReLife』が、その後、単行本、アニメ、映画化される

スマホ漫画アプリの先駆け「comico」をおすすめ9作品と一緒に紹介

2017.11.06

などなど、、

さまざまな流れで、新しいマンガの形、作品が今なお生まれ続けていて、ジャンルも楽しみ方も広がっています。

さらに、VRとマンガの融合も進みつつあるようです。

今はまさにマンガ新時代ですね。

現在、連載されている作品の続き、結末が楽しみすぎるのと同様、、

今後、マンガの歴史がどういった進化を遂げていくのか?どんな傑作が生まれるのか?

楽しみは尽きませんね。笑

 

まとめ

奥深く、味わい深いまんがの歴史。がんばってまとめてみたんですけど、いかがでしたか?

漫画が誕生してから平成に至るまでの日本まんがの歴史をざっくり掴んでいただけたと思いますが、最後にもう一度まとめると、、

  1. 『鳥獣戯画』からまんがの歴史がはじまる
  2. 印刷技術の発展とともに、みんなの娯楽として親しまれるように
  3. 海外の文化を取り入れながら漫画家、漫画雑誌が生まれ、時代を象徴する風刺漫画が流行する
  4. 手塚治虫の登場で、現代のストーリーマンガの基礎が確立される
  5. 戦後、次々と漫画家、名作、漫画雑誌が誕生。時代の変化とともにジャンル拡大
  6. インターネット・テクノロジーの進化とともに、新しいマンガの形が生まれている

このように時代時代で新しいモノを取り入れながら、マンガは進化、発展を遂げてきました。遂げています。

1950年代以降は、年表とともに時代を彩る漫画家や名作たちをご紹介しました。もちろんここで挙げた作品は、無限とも言えるマンガのほんの一部ですが、、

きっと、あなたが影響を受けた大好きな作品、気になった作品も入ってたんじゃないでしょうか?

この記事が、、

改めて好きな作品を読み返すきっかけになったりマンガの歴史、好きな作品がつくられた時代背景を知って作品への理解が深まったり他の作品にも興味が湧いたり。。

より漫画を楽しむきっかけになれば幸いです。

じょにすけ

 

[参考コンテンツ]

山田玲司のヤングサンデー YouTube

20世紀漫画史へ

まんがの大博覧会〜これがジャンルの最前線!〜

放送コンテンツの海外展開に関する現状分析(2013年度)

【海外マンガフェスタ取材】 世界の漫画事情ってどんなの? 海外の漫画家・関係者に聞いてみた!

よかったら、みなさんもそれぞれマンガについて研究してみてくださいね。

そして、もし、、

  • 「そーいえば、あの名作が入ってないよ。」
  • 「歴史的に重要な出来事だった◯◯が抜けてるよ。」
  • 「まんがの歴史を学ぶにはこの本がおすすめだよ。」

などなど

ありましたら、ぜひここのコメント欄に書いて教えてください!

よろしくお願いします。

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じょにすけ

仕事中に堂々と漫画を読んでたい。その夢を叶えるためにマンガタリのライターになりました。僕が漫画を読んでるとき=真面目に仕事してるときなので、途中で声をかけたりしないでください。